幻想的な世界。
温かな太陽の光も好きだけど、闇夜に浮かぶ微かな光も素敵だったりする。
季節が変わり、空気も澄み始めている今日この頃。この時期になると、闇夜に思いを馳せたくなる。
昼間とは違う表情を見せる世界に、『幻想』を感じられずにはいられない。
闇夜に浮かぶ温かな風景。
好きな季節は夏だけど、日本の四季には毎回感動させられる。
今年の紅葉は、なんとなく寂し気に感じられた。
世の中がそうさせているのか、気候のせいなのかは分からないけど、例年より『赤』が足りない気がした。
それでも、忙しない日常を忘れられる良い機会になった。
来年は、もっと『赤く』、にぎやかな日常が戻ることを切に願っている。
見上げてみれば。
幼少期の頃、『夜空』を見上げるのが好きだった。
星空に感動し、赤い月が不気味に見えて、三日月になぜか切なさを感じて・・・夜空は、いろんな感性を与えてくれる。
いつからか、私は夜空をあまり見なくなった。
夜道を歩くことがなくなったし、夜は大概家に籠っている。
幼少期に思いを馳せていた夜空は、遠い過去のように、私の記憶から薄らいでいくような気さえしていた。
だけど、今日は十五夜だ。
あまり意識して来なかったけど、今日は夜空を見ようと心に決めた。
十五夜だけど今日は満月ではない。そういう十五夜もあるようだ。
だけど、肉眼では分からない。私の目には、真ん丸に見える。
とても美しい月が、そこにあった。
見る機会が減ってしまった『夜空』だけど、たまには夜道を散歩して、幼少期の頃のように思いを馳せるのも悪くないと思った。
魅力的な女性。
素敵だと思う『人間像』は、いつもテレビの中から発見されていた。
中学生時代は松たか子さんに憧れ、深田恭子さんの可愛いらしさに見惚れ、沢尻エリカさんの演技に泣いて・・・。
女優さんの演技に魅せられて、私の人生にも影響を与えてきた。
大好きな女優さんの訃報を聞いた。
笑顔がいつも素敵で、いろんな役もできてしまう素敵な人。
10代の頃、初めて見たのが『ランチの女王』で、『黄泉がえり』『今、会いにゆきます』等、多くの作品を拝見してきた。
年を重ねるごとに、女性らしさや格好良さが増してきて、今後の活躍が楽しみだった矢先の出来事だった。
ここ最近、芸能界の自殺が増えているように思える。
『芸能界」という特殊な環境だから、一般人には理解できないような出来事が多々あるのかもしれない。それでも頑張って生きていて欲しかった・・・。
しばらく悲しい思いは消えないと思いますが・・・ご冥福をお祈りします。
ノート
なにも書かれていないノートを見るとわくわくする。
文字だけでもいいし、絵を描くこともできる―。
そのノートになにを書こうかドキドキする。
だって、だって、どんなことを書いても、その文字たちの世界が広がっていくから。
ステキじゃない・・・?
初めの1ページで、すべてが始まるんだ。まるで生き物みたいだよ。
生き物も生まれれば一生が始まる。ノートも書き始めれば一生が始まる。
どんな物語も書くことができる。
筆を置いてしまったとき、永遠の闇に葬られる。
あたしは書き続けるだろう。未完成の物語はあってはならないから。
あたしの文字で、あたしの心で、あたしのコトバで、書き続けるだろう。
1度書いてしまったら、自分の手で終わらせてあげたい。
だって、あたしが考えたストーリーだから。