介護士になって、なんだかんだ20年が経過した。
高校を卒業して介護の世界へとやって来たのだが、私が新人指導や学生指導をする未来が来るなんて想像もしていなかった。
今日、高校生の実習指導をした。
私の時代とはだいぶ変わってしまったようで、おとなしめな若者が増えた気がした。
学校の先生の話では、発達障害の学生も多く入学してきているようだ。
指導者も時代の背景を考慮しながら、指導していくことが求められるようになった。
今日出会った高校生は、とにかく“眉毛が素敵な女子”だった。
よく見るとマスカラも付けていた。
ファンデーションはしていなかった。
高校生が化粧をすることは賛否両論だが、私は別にしていても気にならない。
学校では指導しいるだろうし、本人は承知で化粧をしているのだと思う。若者あるあるのような気もしている。
顔にコンプレックスがあるのかもれない。眉毛や睫毛を彩ることで自信が持てるなら良いことだとも思う。
肝心の実習態度は・・・若干あいさつできないのかな?という印象はあったものの、午後になると返事ができるようになり、患者さんともしっかりコミュニケーションが取れていた。
単に朝が苦手なだけだったのか。
どんな子もそうだが、無愛想だったり自発性がなかったり、そんな学生が多くなってきているけど、根本は真面目で頑張りやさんだ。そんな学生に寄り添って、楽しい実習期間になるように配慮していくことも大切な仕事だと思った。
残念なことに介護福祉士は取らず、保育の道に進むということだった。
どうであれ、今日出会えて指導したことは私の中で宝物となった。